オンライン講習会 |
投稿:tsuji |
代診の辻です。 今年はコロナ禍の影響で、歯科関連の学会や講習会は中止あるいは無期限の延期になっています。私も4月に受講予定だった講習会が無期限延期となって以来、特に何もすることができず、気付けば2020年も終盤にさしかかっていました。このままじゃまずい...と焦りを感じていたのですが、先日ようやく、オンラインで行われた舌側矯正治療の講習会を受講することができました。 舌側矯正治療とは、歯の裏側に装置を着ける治療方法です。従来の外側(表側)の装置と比較すると、装置が目立ちにくい(というかほぼ見えない)といった審美面でのメリットはあるものの、一方で、治療期間や費用、さらには口の中の装置感といった面では、患者さんの負担がかなり大きいとされてきました。しかし今回の講習会で、新しいタイプの装置ではそうしたデメリットがある程度軽減されることがわかりました。しかしながら、適応症はかなり限局される上に、従来の装置程の精巧さがないために仕上がりの美しさは見劣りしやすい、などといった別のデメリットが存在するため、優劣は一概には判断できない、とのことでした。 矯正装置は、患者さんにとっては何年もの間身体の一部となるものです。しかし、今回の受講を通して、装置の進化は目覚ましいものの、残念ながら現時点では完璧なものはないとわかりました。また、装置の種類に関わらず、治療期間中には装置に起因した痛みやトラブルも起きることがあります。 患者さんにとって治療期間をできるだけ有意義なものにするためには、私達がこうしたことをきちんと説明し、患者さんが納得した上で治療を開始することが大切だと、改めて強く感じました。相談・診断時など、ご質問も大歓迎です。また治療期間中も、何かあれば我慢せずにご相談くださいね。もし院長に言いづらければ、私に言ってくださいね。笑 |
2020年11月27日(金) |
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