久しぶりにすっぽんを食べてきました。 割烹料理のお店ですが、女将が目の前で捌いてくれ、その手捌きが有名になりすっぽんのお店と勘違いされるとのことでした。
この日は前半ふぐ料理を堪能し、一品一品がとても上品な味で、主婦としては味つけが気になり、女将に説明してもらいながら頂きました。
7時頃からすっぽんを捌くと聞いていて7時をまわった時に、女将が前掛の腰紐を締め直して真顔になり、今夜のすっぽんが登場し目の前にいた主人に威嚇していました。 いくら女将の手捌きが見事で見る価値があると言われても、さすがに私は直視できず、息子達の顔を見ながら耳に入る音を聞き状況を把握していました。声(悲鳴)など出したら、先代の女将はいくらお客と言えどもお店から追い出されたとか・・・
すっぽんのスープは、黒胡椒が効いていてとても美味しくておかわりをしてしまいました。中に入っている部位も男性客と女性客と違い、お客の中で一番若い息子には頭の部位で、脳みそをすすって全て食べると良いと言われ、困惑しながら食べていた息子の顔が今も目に浮かびます。
名物の雑炊はとろりとして濃厚な味で、内臓が細かく刻んで入っておりとても美味しかったです。 今まで食べたすっぽん料理は生姜やにんにくで臭みをとる為それらの味がしましたが、ここのお店は全くそれらの味を感じません。
本当に女将も料理も気に入ったので、1月にまた予約を入れてきました。今度は前半のお料理は何が出るのか楽しみです。
このお店を紹介してくれたSさんに感謝です。
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